幸せ♡「こころ」のつくり方  

がんばらなくていいよ

 

こんにちは! arc-en-ciel〈アルコンスィエル〉Takako(→プロフィールはこちら)です。

 

先日、97歳の料理研究家 桧山タミ(ひやま たみ)さんの人生がつまった展覧会に行き、とても感動しました。

(福岡県福岡市 大丸福岡天神店 催場にて 2023.5.31〜6.12

今回は、この方を知って、感じたことをお話しします。

 

( 会場入口。タミさんのほぼ等身大のパネルが迎えてくれた )

97歳の料理研究家 桧山タミさん

 

先日先輩に お電話をしたら、今「97歳の料理研究家の桧山タミさんの台所展」に行ってるよ!と。

夕方には、勉強になりましたよ!と、展覧会での写真をたくさん送ってくれた。

 

タミさんのことを初めて聞き、魅かれた私は検索して見つけた「西部ガスのCMWeb限定 フルバージョン 1:46)」を観て、涙が止まらなかった。

 

とっても温かくて、わたしも こういう人になりたい!と思った。

 

タミさんは福岡市で約60年に渡って料理塾を開き1,000人以上に料理を指導

料理だけでなく「 暮らし方 」や「 生き方 」「 言葉 」などでたくさんの人を勇気づけ励ましてくれた方

 

「頑張らんでいいとよ、無理せんでいいとよ」

「大変と思うとは、ごちそうやないよ。楽しんで作ったのはごちそう。頑張らんでいいよ」

「作る人の愛情、美味しいものを食べさせてあげたい、と思う心が一番大切やないかなぁ」

 

「 料理は頑張るものやないと家族の命と健康さえ守ればいいんだから 」と、「 がんばらない台所 」を伝え続けてきたそうだ。

 

 

桧山タミ料理塾は、惜しまれながら3年前に幕を閉じ、「台所じまい」をするにあたって、塾生さんが、タミ先生に学んだ料理や生き方を世の中に広めたいとの思いで、本展を企画。

全国でもぜひ開催をといわれていたなか、最初で最後、一度限りの展覧会を開催した。

 

スゴいのは、塾生さんが、料理塾を通して先生が伝えたかったことを余すことなくお見せしたいと、

・実際に使っていた料理塾の台所、作業台を移設

50年〜100年近く大切に使われてきた、銅製の鍋や土鍋やおひつ などの台所道具を多数展示

・レシピノートの展示、書斎・机・食品保存棚などの再現

・タミさんの生き方、愛したもの(本・愛用品のエプロンや、家族との写真など)の紹介

・塾生への言葉 「こころにひびくことば」の数々

・テレビCMやオフショット写真などの映像コーナー

など(全部は書ききれていないけれど)本当に、料理塾の台所にいるような、タミさんの人生がつまった展覧会だった。

 

 

 

 

 

 

桧山タミ台所展 会場

 

たくさんの方が見に来られていた。

 

入ってすぐに〈桧山タミ プロフィール〉として、経歴や古い写真などがあった。

タミさんの年表を見たら、17歳のときに、

「料理教室で料理を習い始め、翌年、料理教室は中断。勤労学徒として、戦闘機を製造していた九州飛行機で働く」とあった。

 

私はハッとした

戦争のためしたかったことができなくなり、自分の意思とは関係なく、やりたくないことをさせられたと思ったから。

 

わたしの祖母(昨年98歳で旅立った)も人生の中で戦争を経験していて、いろんな悲しかった話を教えてくれた。

タミさんも同年代、いろんな気持ちを経験されたんだ‥‥ と思った。

 

年表を見進めていくと、( 一部のみ )

25歳で結婚。双子の男子を出産

5年後、ご主人が他界

 

35歳で、福岡市にあるお兄さんの病院の一室で「桧山料理教室」を始める

その3年後、海外17ヵ国へ4ヶ月におよぶ食の研修旅行へ出かける

帰国後、実家を出て息子さん達と3人での暮らしが始まる

 

50歳で、「桧山タミ料理塾」として拠点を福岡市大手門に移転

その後も、アメリカ、メキシコ、中国、西ドイツ、イタリア、フィンランド、ベトナム、韓国を訪問

 

数多くのテレビ・ラジオ番組にレギュラー出演、新聞・雑誌への連載もしていたそうだ。

本も、ベストセラーになったものも含め3冊出版されていた。

とても、パワフルだ。

 

  ( 年表の最後に、タミさんのお若いときの写真がありました ^ ^ )

 

タミさんは、ご自身のことを「 私は料理研究家じゃないの肩書きはなくてただの食いしん坊 」と。

塾生さんは好奇心いっぱいで驚くほど研究熱心な先生ですがご自身はあくまでも「 好きなことを何でも知りたいだけよ 」と、笑っておっしゃいます、

と入り口付近にあった『 桧山タミ台所製作委員会 ごあいさつ 』に書かれていた。

 

タミさんは好きなことをしていたからキラキラした目をしているんだと思った。

 

〈映像コーナー〉で観たなかに、

タミさんは数学が苦手で、起きてても「できんもんは、できん」と宿題をせず、みんなから見つからないところ、押し入れで寝るんです、

と思わずほほえんでしまうエピソードも話してくれていた。

そして、「なるようにしか、ならん」と。

 

タミさんは、もちろんハッピーなこともいっぱいだったと思うけれど、戦争を経験されたり、ご主人を亡くされていたり、また火事にみまわれたり、

いろんな出来事が起こる中きっと前向きにたくましくしなやかに生きてきたと思う。

 

そのご自身の経験から温かい言葉を伝え人を勇気づけ励ますことを自然にされていると感じた。

 

台所展を見に行く前に、検索して観た映像でタミさんが言われていた、

『 どんな状況であっても幸せかどうかを決めるのは自分自身

『 この世に生きていることは すばらしいと伝えたい

 

だから、とても心に響いてきたんだと分かった

 

タミさん語録

 

会場には〈タミさん語録〉として、心に刻みたくなる言葉がいっぱいだった。

料理は 体だけじゃなく 心も作るもの 

「 人生は 私が私を幸せに できるかよ 

人は優しく なるために 生まれてきたとよ

 

 

他にも、

「 本当のことは 心の目でみること 

「 この世は天国生きているだけで すばらしい 

「 結局人は 誰かを喜ばせるのが 一番の幸せと思います 

「 真心こめる台所があるなら何があろうと幸せです 

まだ、まだ、たくさんの心にグッとくる言葉がいっぱいだった。

 

 

塾生さんとお話をして

 

わたしは、この台所展に小学1年生の娘・夫と、義理の妹と一緒に行った。

 

ちゃんとお手洗いも済ませ入場したのに、娘はお手洗いに行きたいと言い出した。

再入場はできませんとなっていたけれど、ご好意で行かせてもらえた。

 

それがきっかけで、塾生さんとお話しをすることができた。

 

お礼を伝え、タミさんの話をしようとしたとたん、涙があふれ出した。

「すみません、涙が出るなんて、わたしもビックリしました‥‥ 本当にすばらしい先生ですね」と言うと、

「先生はとてもチャーミングな方です!」と笑顔で答えてくれた。

 

とても、穏やかで優しい方だった。

 

続けてわたしが、

「CMを観て、もう涙が止まらなくて。感動して、娘・夫にも観てもらったんです。とっても、ステキなおばあちゃまだよ!って。それで、みんなで台所展に行こう、となって」

「タミさんの言葉は、感動します。本当にステキだなぁ〜 」

「タミさんの玉子焼き、食べてみたいです^ ^ 」と。

 

他にも、塾生さんと少しお話しをした。

タミさんがお料理を通して伝えていた、思いやりや優しさを塾生さんから感じた。

 

最後に、「今もタミさんは、お元気ですか?」とお訊きすると、

「はい! お元気で息子さんと暮らしていらっしゃいます!」と。

毎日を楽しそうに笑顔で暮らしているタミさんの姿が浮かんだ。

 

年表にもあった、「令和2年、大分にある山合いのログハウスに移り、念願の自然の中での暮らしを実現」と。

今も毎日を好奇心いっぱいで 幸せにすごされているんだろうなぁ。

 

( 桧山塾には玄関先、棚の中、鴨居の上などあちこちに小鳥たちが、と展示されていました。「 どこへでも飛んで行けて自然の中で賢く生きる鳥たちが大好き とタミさんは言われていたそうです ^ ^ )

 

タミさんから学んだこと

 

わたしは、タミさんの言葉に救われた。

毎日ご飯を作ることは、本当に大変だと思っていたから。

 

わたしの母は、料理上手で、手早く、見た目も鮮やかで美味しい料理を何品も、朝から作ってくれていた。

フルタイムで仕事をしていたときから、そうだった。

 

わたしも結婚した当初は仕事をしながら、母のような料理を作りたいと、かなりの時間と努力で頑張っていた。

何年か頑張ったけれど、途中で いろんなことが重なって、頑張れなくなった。

 

今は、以前のような感じでは料理をしてはいないけれど、密かな夢は、娘がもう少し大きくなったら、家政婦さんに料理はお願いしたいなぁ〜だった。

人には、向き・不向きがあるのがよく分かったから。

 

今までは、娘が「ママの料理は全部おいしいよ!」と言ってくれても、母の料理と比べて品数も少ないし、作るスピードも遅いと思って、申し訳ない気持ちになり、心から喜べていなかった。

 

でも、タミさんの「思いって通じるんですよ 必ず」との言葉で、わたしやってたんだ、と気づいた。

料理を作るときはいつも「美味しくなあれ」と言いながら、家族の笑顔を思い浮かべていたから。

 

今のわたしの料理でいいんだ!と思えた。

タミさんのおかげで自分の料理が好きになったし自信がついたなにより心が軽くなった

 

 

私は、二度とない タミさんの「台所じまい」のこの時に立ち合わせてもらえ、本当に幸運だと思った。

 

塾生さんが、タミ先生に学んだ料理や生き方を世の中に広めたいとの思いで企画し、

あれほどの展覧会を開かれたことは本当にスゴいし、そのおかげでタミさんのことを知ることができ、感動と感謝の気持ちでいっぱいになった。

 

たくさんの方の温かい思いから実現した「桧山タミ台所展」

 

タミさんの生きる姿・言葉から、

わたしの大切にしていることは正解だよ、それでいいんだよ! と、言ってもらえているような感じがした。

 

「 人生は 私が私を幸せに できるかよ 」とタミさんも言われているように、自分を幸せにするのは自分!

そして、自分の得意不得意を分かり好きなことをして生きることの大切さ

「 魂レベルで自分が幸せ充実感を感じるものを選んだときに一番豊かになる 」というのも再確認できた。

 

私の大事にしていること、「 笑顔で明るく生きる 」「 自分を幸せにする、そして、家族周りの方を幸せにする 」を、

とてもナチュラルに伝え、多くの人の心を軽くしているタミさんの、エネルギーに触れることが出来て嬉しかった。

 

そして、家族と台所展を観れたこと、家族と一緒に生きていることが とっても嬉しい、と感謝の気持ちでいっぱいになった。

 

 

 

追伸

娘は、タミさんのCMの言葉を聞いて「こんなことを言える人は、神さまと繋がっているんだよ」と言っていました ^ ^

わたしも、そう思います。

 

チョット不思議なことを書きます。

わたしは、娘がまだ小さな頃に、「娘さんとの日常をブログに書くと良いよ!」と、宇宙人さんとコンタクトがとれる方から言われていました。

でも、文章を書くのがとっても苦手な わたしは、そうなんですね、としか答えられませんでした。

 

まさか、自分がブログを書くことになるなんて‥‥ 。

 

書こう、と決めたときに目標にした「ブログ50本書く!」を、今回達成しました ^ ^

 

記念のブログに、ステキな桧山タミさんのことを書くことができたことは、本当に嬉しいです♪

タミさん!ありがとうございます ^ ^

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます♪

 

 

 

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