こんにちは! arc-en-ciel〈アルコンスィエル〉Takako(→プロフィールはこちら)です。
前回のブログで、アンジェラ・アキさんのことをお話ししました。
まだまだ心に響くエピソードがいっぱいなので、今回もそのことと感じたことをお話しします。
先日、娘と夫を送りだしホッとしていると、テレビを見て!と感じたので、テレビをつけた。
10年ぶりのテレビ出演ですと、アンジェラ・アキさんが「ミュージカル音楽作家」として紹介されていた。
( 前回のブログはこちら→ 自分との約束 )
ハーフじゃない
日本人のお父さんとアメリカ人のお母さんのもとで、アンジェラさんは15歳でアメリカに渡るまで、日本の徳島県で育った。
今は、ふーんハーフなんだ、って感じの時代になったけれど、47年前の徳島県では、アンジェラさんのお母さんが初めての外人さん、アンジェラさんがハーフということで珍しく思われていたそうで、
小さな頃のアンジェラさんやお母さんの周りをたくさんの人達が取り巻く写真などや、新聞にも掲載されたと、当時の記事が紹介されていた。
なので、歩けばいろんな人に注目されて、ちょっと大変だったそう。
インタビュアーに、その当時の気持ちを訊かれたアンジェラさんは、
最初の15年間を振り返ると、正直、しんどいが8割、しんどくないが2割だった。
そのとき母が言っていたのは、
「 あなたはハーフじゃないのよ、ハーフだと何かが足りない、半分ないということじゃない あなたはダブルなんだ 」
「 2つの国、2つの文化を持っていることに、いつかよかったと思えるときがくるよ 」
当時は 「もう いいよー」とか言っていたけれど、15歳で日本を出て、一から英語を覚えたので、英語を話せるようになったのも、母のおかげだし、今、アメリカのミュージカル音楽を作れているのも、そのおかげだったし、
お母さんがあのとき言ってた、ハーフというよりダブルなんだという気持ちが、あのときの孤独な子どもの頃の自分に語ってあげたいな、教えてあげたいな、という気持ちはあるし、
このことだったんだなと、今になってわかります、だから本当にありがたいです、と。
小さな頃のアンジェラさんは、しんどい気持ち、孤独な気持ちだったんだ‥‥
でも、お母さんの言葉通り、2つの国と文化を持っていることを今よかったと心から思えたと聴き、本当によかったなぁと感じた。
わたしは、娘とのことを思い出した。
今、小学2年生の娘には、身近にハーフの友達がいる。
幼稚園に通っているとき 「〇〇くんってハーフなんだってー、ハーフって何?」と訊かれ、
「〇〇くんは、お父さんが外国の方でしょ、お母さんは日本の方、そういう子どもさんをハーフってみんな言っているよ。でもね、Hちゃんも(娘の名前)ハーフなんだよ、ママとパパの半分ずつでできてるから」と話した。
娘は、そうなんだー、とニッコリしていた。
わたしと夫の、両方の家の習慣や文化の良いところを取り入れて、大人になったとき、この両親で良かったと思ってもらえると嬉しいな、という気持ちで子育てをしている。
ハーフじゃなくてダブル、ステキな言葉だなぁと思った。
40代の気づき
アンジェラさんが「40代になって気づいたこと」として、
「 目標達成 = 自分の価値ではない 」
と、お話しされていて、とても共感した。
アンジェラさんのデビューは28歳ぐらいで、下積み時代が10年あったそう。
歌の世界では、若ければいいというのがあるそうで、25歳の頃、レコード会社に自分のデモテープを持っていくと、もうあなたは年齢がいき過ぎてるとか、ハーフは売れないとかよく言われていて、
そういうのが すごく悔しくて、デビューしてからは、あいつらを見返してやる!そのエネルギーで、ずっと目標達成してきたけど、
1位になる、紅白(紅白歌合戦)に出るとか、そういうことが自分の価値に直結してた。
今になって、そのエネルギーっていうものが、愛のエネルギーに変わったら、もっと音楽を聴いてくれる人も自分も豊かな気持ちで作品を楽しめるかな、と思った。
1位を取れるから、それで価値が付随(ふずい)するっていうのじゃなくて、商業的なことも必要なんだけども、そこに自分の価値を結びつけないっていうのを、やっと40代で学びましたし、気づきました。
インタビュアーが、でも当時はそれがエネルギーとなって、と言うとアンジェラさんは、
そのエネルギー(見返してやる!のエネルギー)は強いですし、いろんなことができますよ、
目標はこれからも設定していくけど、それを達成できる、できないで 一喜一憂しない、自分の芯をしっかりもって、活動・自分の創るものを信じてやっていこうと思っています、と。
わたしは話を聴いて「もどってきたアミ 小さな宇宙人」エンリケ・バリオス著、大好きな本の一文が思い浮かんだ。
「 幸せな人生を生きるためのゆいいつの秘密、たったひとつの方法、それは愛とともに生きることだ 」
「 宇宙の基本法は愛 」であると。
わたしも、見返してやる!という気持ちを7割くらい持ちながら、13年間 前職に携わっていたので、アンジェラさんが言っていた意味がとてもよくわかった。
でも、見返してやる!という怒りの気持ちは、ある程度までは強力なパワーになっていいかもしれないけれど、わたしは、自分の心と身体をこわしてしまった。
それは、宇宙の法則として「 出したもの(エネルギー)が返ってくる 」から、自分に怒りなどのネガティブなものが、いつかいろんな形で返ってくる。
なので、愛の気持ちで何ごともやる方が、何より自分が楽しいし、エネルギーもどんどん湧いてくる、そして、自分も周りも全てハッピーに、自然に良い方向へといくようになる。
先ほどの続きでインタビュアーが、それでは、今アンジェラさんは、自分の価値 = 何だと思いますか?と質問した。
すると、
「 生きているだけで 自分の価値がある 」
息をしているだけで
もう それは 全ての人がそう
目標達成している人の方が 目標達成していない人の上にいない(上にいるというわけではない)
生きているだけで みんなすごい
みんな平等 同じようにすごい
っていうのを、もっと早く気づきたかったなぁー、と答えられた。
それを聴いて、涙が出てきた、うわぁ〜嬉しい!という気持ちが心の底から湧き上がった。
わたしも今、自分・自分以外の人の価値が、行動や成果で決まるものではなくて、ただ「存在しているだけで価値がある」とわかった。
わかるまでに とても時間がかかった。
以前のわたしは、自分の価値を感じるために、一生懸命に頑張って、命を削って生きていたように、今 思う。
苦しかった。
でも、何かを成し遂げたから、人から高い評価をうけたから、というので気持ちが満たされることはなかった。
まだ、まだまだだ、もっと頑張らないと、もっともっと頑張らないとと思い、そんな毎日を過ごしていたら、ある日突然ベッドから起き上がれなくなった。
何かを成し遂げ成果を得ないといけない、人から評価されるように頑張らないといけない、そうじゃないと自分には価値がない、と無意識のうちに深く深く思っていたと、当時の気持ちを振り返ってわかった。
今「わたしは存在しているだけで価値がある!」と、たとえ誰になんと言われても、自信をもって言える。
そう思えるようになって、本当の意味で「自分の丸ごとを愛している」と、自分の全てを受け入れることができた。
そして、自分以外の全ての人も、尊敬し尊重できるようになった。
最後の質問
放送時間が終わる間際に、視聴者から生放送中に寄せられた質問にも、アンジェラさんは答えていた。
Q. 今の自分と過去の自分 変わったところはありますか?
すると、アンジェラさんは、
もう別人です。
もう、いろんな、中身がすごい、やっぱ ものの見方だったりとか。
まずは「 今という時間軸にちゃんといようという意識が強いかな 」
今までは、過去にとらわれたり、未来のことを毎日もんもんと悩んだりとかっていうのがあったけど、その悩んだりしているとき、今っていう時間軸からズレてるなっていうふうに、自分をリマインドして、
今この瞬間、何が問題なんだろう?っていうことを問いかけるようにして「今、この瞬間は大丈夫だ!」っていう、その軌道修正っていうのを、今はもっとするようになりましたね。
と、アンジェラさんがそう答えた瞬間、スタジオの音楽がちょうど「 ♪ 今を生きている〜 」とアンジェラさんの歌声、ご自身の曲のこの歌詞が流れてきた。
インタビュアーも、あっ!歌詞がちょうど‥‥ と驚いていた。
わたしは、なんという、とても粋な演出なんだ! 宇宙のプレゼントだ、と感動した。
アンジェラさんは、自分との約束「魂の目的」にそって生きている、
このインタビューの始めから終わりまで、ステキな、みんながもっと幸せになるための大切な大切なメッセージを言葉だけでなく、全身で語っていたから、そう思えた。
(くわしくはこちら→ 自分との約束 )
人は、過去の出来事にとらわれたり、未来のことを不安に思ったり心配を抱えてしまう。
でも、過去なんて記憶でしかない、自分がそれにしがみついているだけ。
未来なんて、良くも悪くも自分で創っているのだから、心配や不安をいっぱい考え続けていれば、自分が考えている通りの心配や不安いっぱいの人生を生きることになる。
自分が自分の人生の創造主なんだから。
なので、意識が過去や未来に飛んでいて、モヤモヤするより、今に意識を集中して「今を生きる」ってことは、とても大切。
自分が考えている通りの人生を生きる。
アンジェラさんのお話、生き様から、改めてたくさんの大切なことを見つめなおすことができた。
私達は、偶然ここに生まれてきたんじゃない、みんな今回の人生でやりたいことを自分自身で決めて、自分の意思でここにやって来ている。
自分で自分にしてきた「 約束 」や、自分が自分の人生の創造主だということを思い出して、
自分が今の現実を創っているという意識で、一度きりの人生を心から楽しんで生きてほしい ^ ^
最後まで読んでくださり、ありがとうございます♪