こんにちは! arc-en-ciel〈アルコンスィエル〉Takako(→プロフィールはこちら)です。
先日、娘が幼稚園での出来事を話してくれました。
とても大事なことだなぁーと思ったことを、今回お話します。
わたしには、幼稚園 年長の娘がいる。
幼稚園から帰り、ちょっと興奮している様子で、手を洗う前に娘が話し出した。
それは、
同じクラスの男の子が、先生をじっとみていて、その子が付けていた白いマスクが、どんどん真っ赤になっていった。
突然鼻血が出たことに先生は気づいたけど「じっと見ていても、先生は何もしないよ」と、その子が自分からどうしてほしいかを伝えるまで待っていた。
でも、恥ずかしがり屋のその子は、ちゃんと先生に伝えることが出来なかった。
という話だった。
娘がビックリしたのが伝わってきた。
わたしは 娘に、
「ビックリしたね。その男の子も、鼻血が出てビックリしたし、どうやって先生に伝えていいか分からなくて頭の中がグチャグチャになって、黙っていたのかもね‥‥ 」と。
娘は続けて、話はじめた。
絵の具が出なくて困っていた女の子が、絵の具を胸の所に握りしめ、先生をじっと見ていたので「 先生の顔をじっと見ていてもダメだよ、してほしいことは言葉にしようね 」と言われていた。
同じようなことが今日は2回あったと教えてくれた。
わたしは 娘に言った。
「それはね、あと少しでHちゃん(娘の名前)達は、小学校に行くお姉さん・お兄さんになるから、自分がしてほしいことを小学校の先生に自分で伝えることが出来ないと困るの。
だから、先生はそうしたんだと思うよ」と。
娘が通っている幼稚園は少人数で、自然の中でいっぱい遊ばせてくれ、イチゴ狩り・お芋掘り・梅干し作りやパン作りなど、体験もたくさんさせてくれる。
お遊戯会や運動会も、子ども達がとても楽しそうに一生懸命 参加していて、とても感動した。
先生方は、愛情を持って子ども達を見てくれ、幼稚園での出来事も教えてくれる。
娘は幼稚園が大好きで、毎日お友達と本当に楽しそうに過ごしている。
私達夫婦は、幼稚園選びにとても慎重だった。
娘の良さを保ってくれる所を探した。
とにかく、のびのびと楽しく お友達といっぱい遊んで過ごしてほしかった。
理想通りの幼稚園に出会えたことに感謝している。
なので、娘から聞いた2つの話も、先生は子ども達のしてほしいことはもちろん分かるけど、言葉にして相手に伝えるということを練習させているんだと思った。
娘のクラスは、13人の子ども達に、担任の先生が2人。
小学校では 1クラス30人程度に、先生が1人の所が多いと思うので、自分から主張しないと届かないから、子ども達が困らないように。
我が家では、娘が3歳の頃から、してほしいことは言葉で伝えるようにしようねと言ってきた。
見ていて、娘が何をしてほしいか分かっても、言葉で伝えなければ、あえてしないようにしている。
例えば、食事中に飲み物がなくなったとき、「お水がなくなった」と娘が言っても、それだけでは何もしない。
「どうしてほしいの?」と言うと、娘は考えて「パパ、お水なくなったので入れて」
そうして初めて「はい、わかったよ」と、お水を入れてあげる。
ちょっと手間はかかるけど、一緒に人への「 伝え方 」を練習している。
なぜかというと、わたし自身が大人になって「伝える」大切さを痛感したから。
結婚して、夫にこうしてほしいなぁと思うことを、初めは伝えていた。
けれど、伝えても分かってもらえず喧嘩になるだけで、聞いてくれないし、イヤな顔されるし… と、だんだん伝えたいことを言わなくなった。
相手の言い分を納得していないけど、わたしが我慢すれば、この場が収まると思っていた。
小さなことだけど、結婚前はフルーツを毎朝食べていたので、毎朝食べようとしたら、フルーツは毎日食べるものじゃない!と言われて不満に思ったり。
休日の過ごし方や、旅行の行き先なども、わたしの意見はスルーされていた。
わたしには、家事の負担が大きすぎるから、もう少し積極的に家事をしてほしいということも何度も伝えたが、夫は結婚前の生活のスタイルを変えなかった。
お互い仕事をしているので、家事は2人で分担しよう!と約束してくれたので結婚に踏み切ったのに‥‥
夫にその事を伝えると、「自分は釣った魚にエサをやらないタイプだ」と言い、あまりのショックに何も言えなかったこともあった。
認識・価値観の違い、今までの生活でのそれぞれの当たり前などが違う夫へ自分の気持ちを伝えることを諦め我慢していた。
そんなことを続けていたら、自分の気持ちも分からなくなってきたし、自分が何をしたいのかも分からなくなった。
さらに続けていると、気づかないうちに我慢している不満や怒りが心に溜まりに溜まって、心と身体を壊してしまった。
その経験があるから、一緒にいたいと思う人とは、自分の気持ちを伝えながら、お互いが納得できるように話すことが大切だ!ということが分かった。
でも、もっと大事だったのは「 ただ自分の気持ちを伝える 」ということ。
もし、相手がそのことを受け取らなくても、理解しなくても、伝えることで わたしの気持ちを外に出したことになる。
自分の気持ちや伝えたいことを、相手に表現することが出来た‼︎ ということが重要だった。
自分の気持ちを伝えてスッキリするし、言いたいことを心に溜めておくことは、自分を大事にしていないことだった。
以前のわたしの心をグラスに例えると、言いたいことを我慢して、何年もかけて不満や怒りが少しずつ溜まり、グラスのふちギリギリまでになって、些細なこと・ちょっとしたことで、あふれる=感情が爆発するようになっていた。
こうならないためには、自分の気持ちを心に溜めずに「 伝える(出す)」ことが大切。
わたしも、まだ「 自分の気持ちを伝える 」練習をしている。
気持ちを伝えて、相手が受取けとってくれたり、理解してくれたら、お互いが納得できるように話すことをすればいい。
そのためには、不満や怒りの気持ちで相手を感情で責めるように伝えるより、相手が聴く耳を持ってくれるよう・受け取り易いように、自分の気持ちを上手に伝えることを目指している。
わたしは、出来ていなかったので、意識して今も練習している。
子どもの頃に、自分の気持ちを言葉で表現して「 伝える 」を身につけていたら、わたしのように大人になって苦労しなくていい。
娘と一緒に、家族や周りの方と温かなコミュニケーションが出来るようにしていく♪
追伸
時間はかかりましたが、今は夫に、自分の気持ちや してほしいことなどを「伝える」ことが出来るようになり、心軽く 毎日楽しく過ごせるようになりました。(^ ^)
最後まで読んでくださり、ありがとうございます♪